scroll
Introduction
作品紹介
音楽劇「ウレシパモシリ」
戦後間もない頃の日本。
哲治・聖兄妹のもとへとある外国人がやってきた。
見かけはお世辞にもいいとは言えないがバカがつくほどの御人好し。
そんな彼が、次々と珍事件を巻き起こしていく。
その中で、関わる人が皆忘れていた大切なことに気づき始める。
音楽は、現代美術家現代美術の巨匠アンディ・ウォーホルから、直接奨励金を貰って学校に通っていたAKIRA氏(杉山明)。演出は、実力派俳優でもある阿部よしつぐ。
2012年の初演以来、本作は幾度も再演を重ねて、多くのお客様、キャスト・スタッフに愛されて来ました。
2020年以降、世界を襲った未曾有の感染症。
閉塞感に包まれた世界に、演劇の本当の力をよみがえらせるべく立ち上がった阿部よしつぐが、ふたたび「ウレシパモシリ」の上演に挑みます。
クリエイター
HISTORY
~「ウレシパモシリ」の上演の歴史~
2011年、東日本大震災の被災地に支援のために訪れた阿部よしつぐは、同じく支援に来ていた音楽家AKIRA氏と出会う。AKIRA氏の曲に衝撃を受けた阿部は、日本人に馴染むよう、音楽劇というかたちで「ウレシパモシリ」の脚本を書き上げる。
震災の翌年、2012年に自ら演出したプロデュース公演を発表。公演は黒字収益となり、秋の再演がすぐに決まった。観客の反響から「ウレシパモシリ」が人に訴える力をもつ作品だと確信する。
同年、被災地の陸前高田にある慈恩寺にて上演。多数の被災者が来場。涙あり、笑いありの反応から、宗教を超えた作品となった手ごたえを感じる。
2014年にはオーディションを開催し、キャストやスタッフ陣を大きく新調。予算をかけ、ザムザ阿佐ヶ谷にて69回の公演をうった。規模を大きくしすぎたため、興行的に大きく失敗。しかし、作品の内容的には大きく成長し、宇宙劇「ウレシパモシリ」としての基礎が、この時に完成した。観客からも大きな反響が多数よせられた。
阿部よしつぐが劇団四季に在団中、その意思は仲間に引き継がれ、2015年に宇宙劇「ウレシパモシリ」再演、2016年はダンス公演として上演がつづけられた。
「作品を産む」という言葉があるように、阿部は産んだ作品を我が子のように育てていく必要性を感じている。
作品を育て、上演を繰り返すことで、作品の持つ言葉や音楽、エネルギーが育ち、成長する。その時代、その瞬間に必要としている人に必要なメッセージを届けることが出来るからだ。
“ウレシパモシリ専用劇場をつくる”
欲求というよりも使命感にも似た感情のもと、2023年「音楽劇ウレシパモシリ リーディング公演」で新たな再スタートをきる。このリーディング公演は「音楽劇ウレシパモシリの専用劇場」に向けた大切な試みとなる。
過去の公演
2012年(平成24年)
5月19日~25日
音楽劇「ウレシパモシリ」初演 7日間(16回公演)
東京スクールオブミュージック専門学校 イベントホール 560名動員 93%
12月9日
音楽劇「ウレシパモシリ」再演 12:00 16:00 19:30(3回公演)
アーナンヨーガスタジオ 210名動員 完売
12月16日
音楽劇「ウレシパモシリ」陸前高田 慈恩寺公演 14:00
2013年(平成25年)
5月17日~26日
音楽劇「ウレシパモシリ」劇場 ザムザ阿佐ヶ谷公演 (28回公演)
10日間2058人 10日間の動員数劇場新記録達成‼
11月3日
音楽劇ウレシパモシリ・コンサートin大阪
11月24日
音楽劇ウレシパモシリ・コンサートinアーナンダヨーガスタジ 12:00/15:00/18:00
2014年(平成26年)
3月30日
ウレシパモシリ・コンサート
池田菊苗 屋敷 18:30
5月17日~6月15日
宇宙劇 ウレシパモシリ
ザムザ阿佐ヶ谷 (69回公演)
6月29日
音楽劇「ウレシパモシリ」石巻渡波公演
石巻渡波うしお荘 11:00
7月5日
宇宙劇「ウレシパモシリ」コンサートバージョンin名古屋
メニコンANNEX HITOMIホール 15:00 18:30(2回公演)
9月11日~15日
宇宙劇「ウレシパモシリ」再演
ザムザ阿佐ヶ谷 5日間9回公演
2015年(平成27年)
6月19日〜28日
宇宙劇「ウレシパモシリ」
ザムザ阿佐ヶ谷 (15回公演)
2016年(平成28年)
10月1日〜2日
Space Drama『ウレシパモシリ』
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 (3回公演)
2023年12月16日(令和5年)
12月16日
『ウレシパモシリ』(リーディング・配信公演)』 会場 下北沢コムカフェ音倉 (提供:株式会社 RE-MiX)